純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

パーティー文化

先週末は、MITのダンスチームとNortheasternのダンスチームがホストをするダンスショーが2つあった。ボストンにあるほとんどのダンスチームがショーに出る。

カリフォルニアからも有名なダンサーがゲストとしてきて、ショーの次の日にはワークショップ。

ボストンは世界的に優秀な大学が集まる街。ハーバードやMIT、Boston university、Tufts university という医療系の大学などがある。私はボストンに来るまで、ハーバードやMITに行くような人は一体全体どんなガリ勉なんだと不思議で仕方がなかったが、ボストンに来て私の先入観がぶち壊された。

みんな、頭のいいだけあって勉強だけではなく色々なことをしている。私はダンスをしているので、MITのダンサーの友だちが多いが、ダンスをガツガツしていていつ勉強してるのか不思議でしょうがないが、ショーの合間などに勉強をしていた。

大学院に行っている友達も、待ち時間他のダンスチームを見ずに、控室にこもって勉強をしている姿を見て、私も見習うべきだと思った。

金土とショーが連日であり、2日連続でほぼ同じダンスチームと会う。みんなこの日のために練習をしてきたので、土曜日の夜はもちろんパーティー。私の友だちの一人がハウスパーティーをホストしてくれていたので、私ももちろん行った。ショーの合間に勉強をしていた友だちもパーティーに行くために勉強をしていたらしく、もちろん参加。(両立とはこのことか。。)

日本と違くてアメリカのいいなあと思うところは、パーティー文化。日本でも打ち上げはある。だいたい居酒屋を予約しなきゃいけなくて、事前に出席確認、当日はキャンセル料が発生する、何時にどこにいかなければいけないなど、正直面倒くさい。笑

それに比べてアメリカ人はみんなノリで行動するので、その時に行きたくなったら行く、行きたくなかったら行かない。笑 ショーのあとXXの家でパーティーあるらしいよという情報だけを頼りにみんな、それぞれの時間に来る。ショーの終わった直後の10:30pm頃からホストをしてくれた人は家にいたみたいだが、私は0時に友だち7人くらいで登場。中には2時くらいに来た人もいる。 ダンスチームに入っていない友だちなどを連れて行っても誰も気にしない、むしろウェルカム。このノリが私は大好き。

1年前に同じショーに出た時が、私の所属するダンスチームとしての初めてのショーだったので、自分のダンスチーム以外の人はあまり友だちがいなかったのだが、このハウスパーティーに行った時に、自分のネットワークの広がり具合に自分でも驚いた。

もちろん、大学のダンスチームの入れ替わりは激しいので知らない若いCollege Kidsも多かったが、ボストンダンスコミュニティの人はほぼ知っている。

ここまで友だちが増えたのも、友だちが私の知らない人のパーティーに連れて行ってくれたりと、アメリカ人ノリでガツガツいろいろな所に顔を出したおかげだろう。行きづらくても、行ったもん勝ち。行けば友だちが増える。踊れなくても踊ったもん勝ち。踊ると盛り上がる。

日本だと、身内でワイワイしたい文化があるのでアウトサイダーは仲間に入りづらいが、わたしにはアメリカンなノリが合っている。

パーティーって、一度に大勢の人に出会えて、ネットワークが一気に広がる場。先日も他のホームパーティーで、久々に会った友達が「そういえばダンスのビデオ作るけどでない?」と誘ってくれて、こないだ撮影を終えたばかり。本当に、どんなチャンスが転がっているかわからない。

私は勝手に日本でも取り入れているこのパーティー文化、早く日本人に根付かないものか。