純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【SANO】

エジンバラに来て改めて気がついたこと。私はじっとしているよりもキビキビ忙しくしていることが好き。

アメリカの大学だと移動手段が限られていたり勉強に追われているので基本的にあまり行動範囲は広くない。自分のアパートか、図書室にこもっている。

でもエジンバラは歩きとバスがメイン。だからどこにでも歩いて行きたくなる。

大学生になってから毎年夏は歩ける街に住んでいる私。もうすでにアメリカでの一学期分ぐらい歩いている気がする。

エジンバラに着いて一週間がたった。すごく短かったような長かったような・・・。ところどころ記憶が薄れているような気もする。

最初の週はオリエンテーションがあったり、留学生のミーティングがあったりであまりローカル住民と出会うことがなかった。基本的に集団行動で、一緒に来ている学生と待ち合わせ場所に行ったり、夜パブに行ったり。

正直私は同じ大学の学生と仲良くなりたくてわざわざエジンバラに来たわけではない。一番の理由は以前も書いたように自分を変えたかったからだが、せっかくヨーロッパにいるんだからスコットランド人、イギリス人と友達になりたい。

一緒に来た子たちをみているとまだどこか一人行動が不安みたいだ。みていると微笑ましいが、私は断然単独行動派。というよりも一緒にどこかに行ったり、待ち合わせをするのは嫌いじゃない。だが、観光となると自分が行きたいところに行きたい。単なる自己中心的なツーリストなのだ。

つい二、三日前にすごくホンワリした優しそーーーな子と一緒に行動していた。一緒に行動したかったわけではないが、じっとしているのが嫌で、彼女は自分のアパートのカギを持っていなかったので彼女のルームメイトを待ちながら街中をブラブラとしていた。すごく優しい子なので私が「〇〇に行きたい」というと無言で着いてきた。いろいろと回った後彼女がルームメイトと待ち合わせ場所を決めて待っていたがなかなか来ない。20分ぐらい外で待っていたが一向に来る気配がない。正直彼女を待ち合わせ場所において帰りたい自分もいたが、旅慣れしていない女の子を一人置いては帰れない!と思い一緒に待っていた。5時過ぎになると彼女が「お腹が空いた」と言い出した。空腹でお腹が痛くなってきたと言い出したのでその辺のカフェでサンドイッチを買ってもう少しまとうと提案すると。それは出来ないと言われた。ちゃんとした夕食が食べたいと言われたので近くにあったイタリアンに行ってくればと言うと「Amiはなに食べる?」とまっすぐ目を見て言われた。イヤイヤイヤ、こっちは別にお腹も空いてないから自分で行ってくれ!といいそうになったが一緒にお店に入った。

一人で回ってたらこんな事にならないのにーーーー!と思いながらも水だけ頼み彼女のルームメイトを待った。

その後日も似たようなことがあった。

だがら若干息抜きのつもりで週末は一人で街を回った。するとなんと初めてイギリス人の友だちが出来た!適当に入ったピザ屋さんで働いていたお兄さんと話し始め仲良くなり連絡先ももらった。ラッキー!

これからはローカルな人ともっと知り合いたい!

団体行動でこの数日どれだけのことを学んだか。まだあまり慣れないが、5月には慣れている自分がいるのかもしれない。