純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【UNO】あなたのNow Or Neverは?

2月2日に私のダンスコンセプトビデオ

KURA X SAKI "Now Or Never"

がリリースしました!

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コンセプト、音楽、撮影、編集、ヘアメイク等、全て自分たちでやった作品。

今回はなんと2作品目でして、1回目は真夏に渋谷で撮影しました。

第一弾のパーティーな印象から一変し、今回は意味のある作品に。

"Now Or Never"

「今やるのか、諦めるのか。」

こんな決断を迫られて、人生が変わったなんて出来事、身に覚えはありませんか?

逆に、あの時やらなかったことを今でも後悔しているなんてことはありませんか?

ずっとやりたいと思っていたけれども、なかなか行動に移せない。または移せなかった。

今いる環境が居心地がいいから、安定しているから。でもどこか不満。。

このダンスビデオのやり取りは私たちの本当のストーリーが元になっています。

一緒に踊った相方Kuraraは沖縄出身なのですが、東京に出てきて5年目。ちょうど出てきてすぐしたころに元バイト先のOUTBACKで出会いました。

2011年の11月。

  

~ 今日はそんな彼女とのお話し ~ (撮影裏写真とともに Photo by Ami Ogata)

私は当時アメリカンステーキハウスのアウトバックというお店で朝から晩まで渡米資金を作るためにバイト尽くし。トレーナーという立場だった私に対し、トレーニーという新人の立場で入ってきたくらら。

実は私の初めてのトレーニーでとっても緊張しながら迎えたのを覚えている。

でもくらら、東京上京前の沖縄でも似たようなアメリカンなレストランで働いていたため、私が教えることもなく終了。

トレーナーが新人に積極的に話しかけたりすることによって、新人のシャイさだったりを早く解消してあげようと、私はくららとたわいのない話をしたりした。

くららは結構人見知りでなかなか自分のことを言わないのだけれども(笑)覚えてないけど、きっと私の渡米する予定の話なんかをしたんじゃないかと。笑

  

(撮影日の朝、スタバで打ち合わせ中)

その数ヶ月後にはほぼ無理やり、一緒に富士急ハイランドに誘ったりしたなあ。。

くららの東京での初舞台をみに小劇場に行ったし、渡米前ぎりぎりの舞台も見に行った。

私は何かに向かってパッションがあって頑張っている人が大好きで、応援したくなるタイプ。

くららの演技をしている姿は、本当に普段のクールな雰囲気からは想像できないような、別人のようだった。

初めて見たときは、その姿に圧倒された。

小劇場だったので、すぐそこにくららがいる。ダンスのショーなどとはまた違う空気感。

  

(ファーストショット。六本木のTSUTAYA & スタバ。バイトの休憩中や終わりどきによく来た思い出の地)

当たり前だけれども、そこにいるくららはくららではなくてその役になりきっている別の人がいて、演技ってこういうことか。本当にすごいな、と感心させられた。

役者って、色々なアーティストに比べて一番想像力のある人だと思う。自分ではない人になりきって、その人がどういう感情を抱くか、仕草をするか、どういう話し方をするかを考える。それにその役ごとに変えなければいけないのだから。

ダンスはあくまでも自分という個性を武器に表現できる。

  

(東京タワーが絶景の秘密の場所での撮影)

私もくららも、お互い二人で遊んだり、ゆっくり将来について語ったりしたことなかったので

今思い返すと、いつすっごい仲良くなったかっていうのは覚えてないんだけれども。

一つだけ思い浮かぶ理由は2014年6月にくららがNYに一人旅で来たときかな。

いきなり「ニューヨーク行くから~!」

と言われて、「分かった、いついけばいいの?」

という軽い返事。笑

   (撮影確認with Naoking)

私もコミカレ卒業したてで、仕事が始まったばっかりだったけれどもそんなの関係なく、金曜夜の夜行バスに乗ってニューヨークに出発。

朝5時頃につき、くららのホテルに迎えに行った。

そのまま朝ごはんを食べて、ブロードウェイダンスセンターにダンスレッスンを受けに行った。

私も今ほどダンスをがつがつしていなかったので、ビギナーと中級を受けた。

ビギナークラスでさえも、みんな迫力&雰囲気のあり、自信がダンスに表れてる人たちが沢山。

クラスの最後に先生が上手い人をピックアップして踊るのだが、くららも私もそれぞれピックされた!!

その中でも、黒人のヒールクラスでもないのに、高いヒールを履いている女性と男性二人のグループ。

その場で習った振り付けを自分流に仕上げて、見せ方を知っている感じ。目の前で見ていて鳥肌がたった。

   (ボストンからわざわざ持ってきた一眼と三脚 笑)

ダンスレッスンを受けた後、私のホテルにチェックインしてその夜はクラブに行った。

なかなか刺激的で、かなり酔っ払った。この話は心に秘めておくとして笑

次の日は少々二日酔いのまま、ハーレムにゴスペルを見に行った。

生の黒人の人たちの歌う、ソウルフルなゴスペルはやっぱり違った。

その後、ブルックリンのフリマに行って色違いのキャップを買ったりし、あっという間に私のバスの時間に。

   (Ami、素敵な写真と映像ありがとう♡)

正直この時もどたばたしすぎてて、ゆっくり話した記憶はあまりなかったけれども、

ゴスペルの後に、ハーレムでブランチ食べたときに、くららが少し海外のことも考えてるっていっていた気がした。

ていうか、今まで一緒にアマチュアナイトに行ったと思ってたけど、くららとは一緒にはいってなかったんだ。。笑

アマチュアナイトというのはハーレムのアポロシアターで毎週水曜日の夜に開催される、一般人の人も出れるコンテストショー。

ここで優勝すると、The VoiceなどのTV Showにも出れるチャンスがある。

マイケルジャクソンもここで誕生した有名なショー。

くららが見に行ったよーっていう報告をして、ラインで話したのかな。やっぱり、本場は違うよね、とかその場でお客様の歓声で審査するなんてさすがアメリカ!とか。。

私も初めて見に行った時は驚いた。

白人のボディコンハイヒールを履いた女の人が、歌を歌ったのだが、私的には結構声が通ってるし上手いなあと思ったのに、観客から大ブーイング。なんと、曲の途中で退場させられたのだ。

大ブーイングというのも、まったく可愛いものなんかじゃなくて、その人の歌声が聞こえなくなってしまうほど。

でも上手いと、かなり盛り上がる。

スタンディングオベーションにもなる。

   (ポーズの話し合い中)

この刺激的なニューヨークでの再会の次にあったのは、この間の夏。2015年

一時帰国で帰ってきた瞬間にLINEがきて「おかえり、なんか面白い事しよー!」

って言われて、ダンスビデオを作ることになった。

他にもダンスショーに出たりとか他のことをするって考えたりもしたんだけれども、

ビデオが一番自分たちの好きなようにできるし、発信しやすいっていうことで決定。

第一作目の話はまた次回するとして、 お互い満足する作品に!

写真だけ載っけちゃう♡ Photo by Mao Okabe       

(渋谷宇田川町のグラフィティが凄いところ。ごちゃごちゃした背景だから、あえて真っ白な衣装に。)

   (センター街のど真ん中でも踊りました。通行人ガン無視で、むしろみんな写真とか撮ってて最初はためらってたけど、途中から快感に感じるわたしたちは、やっぱりただの目立ちたがり屋www)

    

(これがブルックリンのフリマで買ったお揃いのキャップ。"NY STATE OF MY MIND"と書いてあるの。今でもお気に入り。)

私が夏の終わりにボストンに帰ってからも、アメリカ人グループと歌のショーなどにでていたくらら。

すると秋頃にいきなりラインがきて、

「カナダのビザおりたー!」

早っ!!!!!!!!

予想以上に早い行動力でさすがに私もびっくり!笑

私も冬にまた一時期帰国をするということだったので、一緒にまたダンスビデオを作ろうということになったわけです。

  (お気に入りの一枚)

曲決めはかなり時間かかって、多分1ヶ月くらい空いた時間にいろんな曲を聴いた。

ジャネットの新曲やミッシーの新曲も最高だよね〜なんて話してたけどみんなが使いすぎたのと、冬にはきっと古い曲になっちゃってるだろうから却下。

くららの旅立ちにあった曲にしたいんだよね〜聴きあさっていて

私がたまたま昔のKendrick Lamarのアルバムを聴いていると、

これだ!

とバチバチときたのがこのNow Or Never.

Mary JとKendrickのやり取りがパーフェクト。歌詞もぴったり。

  

歌詞を載せておくので、読んでみてください。 英語が苦手な人も考えながらぜひ。

[Verse 1: Kendrick Lamar 私のパート] Waking up in a dream Sleepwalking on another big stage You never heard peace 'til you hear people scream Your name in unison, I'm so far away From the place I used to be, struggling usually Look at the newer me, fate pursuing me I can feel the energy in the air It feel like I'm supposed to be here

[Bridge: Mary J. Blige くららのパート] Everywhere I go I'm getting so much love Fans, the stars, everyone Sayin how they can't wait for the LP And I'm gonna blow They believe in me Feel so good in what you do Helps somebody else get through That's why I do the best I can Because I know how blessed I am

[Hook サビ] I'm so high I can touch the sky I know it's my time And it's now or never I shine so bright I light the night And it feels so right, ain't nothing better

なんだか、くららがもうカナダに行ってしまうみたいになってるけど、現在最後の舞台の稽古真っ最中だし、東京にはあと1ヶ月くらいいるので、これを読んでくれてる共通の友達は遊んであげてね!!

舞台も私の分まで見に行って!!

盛大な送別会して一生日本帰ってこれないくらいにしてあげて笑

Good Luck Kurara. Im always here for ya :)

  

最後に友達が私のことを思い出したと言って送ってきてくれたビデオ。

http://www.youtube.com/watch?v=R45HcYA8uRA

人生で一番後悔したことはなんですか?

元の記事はTabi Laboから。

結局人生は一度しかないんだから、 It's Now or Never.

Peace Out!