純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【UNO】18 hrs in NYC 

最後の期末テストを水曜日に終えたその夜。私の彼が「明日、ニューヨークに行かない?」って、かなりlast minutesな感じで誘ってきたの。

彼にも負けないくらい、フットワークの軽い私は、「いくいくー(^O^)/」と返事。

アメリカでは、数時間の移動なんてよくすることで笑 ボストンからニューヨークまでバスで5時間くらいかかるけど、感覚は東京から横浜に行くくらいの感覚。笑

彼のニューヨークの目的は、レスリングの試合がタイムズスクエアのど真ん中であるとのこと。しかもアメリカのトップの選手とイランの選手。元レスラーで高校・大学生のコーチをしていたこともある彼は、未だにレスリングの試合を見にラスベガスや色々な都市へ試合を見に行くことがよくある。

ニューヨークではタイムズスクエアど真ん中のヒルトンホテルだったので(ヘッダー写真はホテルからの風景!)着いた瞬間に荷物を置き、すぐにレスリングを見に行った。

[wpvideo qHI32wZs] この叫んでる人、彼だから。笑

正直、レスリングは興味ないのだが(笑)、彼はいつもあまり興味がないながらもダンスのショーに来てくれるので、付き合った。笑

私がYouTubeでダンスのビデオを見るくらいの同じ頻度で、彼はレスリングの試合のビデオを見る。笑

試合は確かに凄かった。それにこの時期のニューヨークは暑過ぎも寒過ぎもせず、一番過ごしやすいし、8時過ぎまで明るい。

レスリングを見て、その後はタイムズスクエアでイタリアン。30分くらいバーでお酒飲みながら待たなきゃいけなかったものの、ウェイターの人がとってもいい人で、初めから話が弾んだ。というか、彼がよく話す人だからいっつもウェイター/ウェイトレスと親しくなる。

ガーリックたっぷりのボンゴレパスタを二人して食べたので、食後のカプチーノを頼んだ時にマウスウォッシュみたいなミントのショットをくれた。ショット!?笑 マウスウォッシュにガムシロが入ってるみたいな感じ。笑

話が弾んだ後は、Meatpacking districtのバーとクラブホッピングを3時頃までした。木曜の夜ということでクレイジーすぎない感じにとっても満足。

このエリアはおしゃれで好き。


次の日の朝は、前から行こうと決めていた"9.11 Memorial" へ。偶然にもアミーが1つ前の記事でこのことを書いてあったので、1週間前にくれば会えたのになあと思いつつ、記念館へと向かった。

何度か通ったことはあるものの、中に入るのは正直初めて。アミーの視点とはまた違う私の感想を書こうと思う。

私が同時多発テロを見たのは小学4年生。朝起きるとニュースで流れてくるのは"あの"光景。

メインの会場では、タイムラインの通りのディスプレイで私たちが同時多発テロをあの場で疑似体験をしているかのような臨場感を体験した。

ハイジャックされた飛行機の乗客と連絡を取っていた記録や、コックピットと空港とのやりとり、キャビンアテンダントがどの席の人がテロリストかをAir phoneで伝えたりと。

その次は1つ目の飛行機がテロの瞬間。

体験者のリアルな声とどの階にいたかを流したり、建物のパーツの展示や、その瞬間のニュース。

1つめのテロが起こってから2つ目のが実行されるまでわずか約10分。その間にいくつものドラマがあった。

2つめの南の建物の中では「私たちは安全です。職場に戻ってください」という放送があったと書いてあった。その瞬間はまさかもう1つの飛行機が向かってるとは誰も想像するわけがない。

1つめのテロの直後にみんなが避難し始めたら死者を減らすことができただろうと、今は思うけれども、あの瞬間にあの場にいたら、冷静な判断をすることは本当に難しいのだ。

テロ計画の裏側も詳しく書いてあり、いつから計画を始めていたかと予想以上にアメリカが把握していてとても驚いた。

日本に居ると、テロや戦争という言葉は身近ではない。私も実際、日本に居るときは真剣に考えたことはなかった。

アメリカに来た一年目にボストンマラソンのテロがあり、テロが一気に身近な出来事に感じた瞬間だった。

正直私一人の人間が何かをできるわけではないが、今回記念館に行ったことで、アメリカの歴史上忘れてはいけない出来事をきちんと知ることができた気がする。時間が足りなくてもっとゆっくりみたかったのだが、ボストンに帰らせればいけなかった。

もう1つ、9.11 Memorialで感じたことは、見せ方のうまさ。

まず建築自体がとってもモダンアート。最初のエリアはスクリーンで映像を映す場所なのだが、あえて真っ黒ではなく黒に近い茶色の木材を使い、その空間自体が少し斜めがかった作りに。それに加え、「この人を探しています」という張り紙は1つ1つ見せるのではなくこれもスクリーンを使い壁中に散りばめられているような感じ。

コンクリートむき出しな造りがとってもおしゃれで、現代な記念館だなあと。

音声説明の機械を持っている人を見ると、なんとタッチパネルのスマートフォンのようだった。きっと、何ヶ国語の説明が入っていて選べるようになっているんだろうなあと。

ただの記念館ではなく、美術館のような感覚だった。

日本も東京オリンピックに向けてこういうデジタルを上手く取り入れた観光地を作るべきだなあと強く感じた。

私の弾丸ニューヨーク18時間の滞在時間はこんな感じ。正直色々なことをしたのでもっといたような気分。でも、本当はブルックリンやトライベッカのエリアにも行きたかったので、次回はゆっくり来ようと思う。

本当は前回の記事に続き、ファイナルプロジェクトのプレゼンをしようと思っていたのだが、次回にしようと思う。