純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【UNO】My Style

最近のSakieの出来事。

ニューイングランド地方は異常な温かさで、サマータイムが終わったというのに未だに20度近くある日々が先週続いたの。

紅葉の時期のハイキングが一番綺麗だというのに、危うく今年は行けずに寒くなるところだったので、駆け込みハイキングを2時間ほど今朝行ってきた。予定がつまってたから何が何でもこの時間には終わらせる!ということで、最後無駄にジョギング笑

その後、5時間に渡るダンスリハーサルで力尽きることになるとは思いもよらなかったけど。。

秋らしいことを満喫できてよかった!


近年、スタートアップの会社が沢山出てきて、UberやAirbnb等、昔では考えられなかったビジネスが次々と成功している。

私が最初にUberを聞いたのはのは2年前。(ボストンに上陸したのは4年前らしい)私の周りの人で使っている人もまだ限られていたし、一般のドライバーが迎えに来るしクレジットカードの情報がアプリに登録されるなんて信用できないと思っていた。だが、こんな不信感もすぐになくなり、一度Uberを使ったらあっという間に虜になった。最近はデリバリーをしたり、リムジン、UberPool等、様々な機能も出てきてますます目が離せないUber。つくづくオリジナリティ溢れるアイデアで圧倒される。よく考えた、凄い!

そう、最近つくづくおもうのは、誰もしていないことをすることって、一番難しい。

例えば、ダンスの振り付けを作るときも、他のダンサーのビデオを見て研究をしてから自分の振り付けを考えたり。

グラフィックデザインをするときはなにかベースなるヒントを探してしまう。

インスタを見ていて「このアカウント格好いいなあ」と思う人をなんとなく真似してみたくなる。 ファッションもそう。このコーディネート可愛いなあと思ったら似たようなコーディネートをしたり。

ビジネスを始めたい、誰もやっていないことをしたい!と思ってもまずリサーチをして「これ面白いな、あれも面白い!」となんだか似たアイディアは湧くんだけどオリジナリティって難しい。

でも、真似してみたくなっている自分に気づいてとても嫌気がさす。どうやったら、こんなことしなくても自分だけのオリジナリティを出せるんだろうというのが最近の悩み。

私の大好きなダンサー:Koharu Sugawara http://www.youtube.com/watch?v=KbZM2Fb7j4U

日本人ダンサーが世界で活躍しているのも最近は珍しくないし、Tokyoは世界でも代表的な競争率の激しいDance City。ボストンなんかよりもよっぽどレベルが高い。私が小春ちゃんのレッスンを受けたのは2年前の冬でこのYoutubeの最初の曲を習ったんだけど、教えているときはとても気さくで面白い彼女が曲がかかった瞬間に別人になったかのようにダンスに入り込む瞬間を目の当たりにしたときは、鳥肌がたった。

でも小春ちゃんの昔のビデオ(高校生のときに活躍していたときのチーム)を見ても、キレッキレで上手いんだけど今のようなスタイルはまだ確立していなかったの。確かに注目される高校生ではあったけど、彼女が世界から注目されるようになったのは高校卒業後にLAに渡りトレーニングをした後くらいに確立され始めたこの表現力豊かな表情とか独特なダンススタイル。

今や世界中を飛び回り、ファッションともコラボレーションしたりスティービーワンターと共演したりと、ダンスという枠にはおさまらなくてダンサーの可能性の未来を作ってくれていて、ますます有名になり、私よりも年下なのが本当に怖いくらいだけど、本当に尊敬している人。

最終的に思うのは、オリジナリティを生み出すのは経験なんだと思う。有名なコレオグラファーは何度も振り付けをしているから、自分色の振り付けが作れる。グラフィックデザイナーも、自分のテイストが確立される。ファッションもそう。スタートアップのビジネスは経験とはちょっと違うかもしれないけど。生活をしていて「これがあったら便利になるな!」などという日々の生活に敏感になってみてみること。

もちろんその人のセンス、才能、努力がベースになっているのは言うまでもないけれども。

私にはまだ完全なオリジナリティを出すのは時間がかかりそうだけど、いつか自分というスタイルが確立された人間になりたい。