純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【UNO】留学生だから。。

今日、ダンス友達がボストンで初めてダンスクラスを教えるというので行ってきた。

私は1か月前まで、この友達はアメリカ人だと思っていた。アメリカで生まれ育っても訛りが激しい人も多いし、この友達はそういう訛りのひどいひとに比べたらかなりネイティブに近い発音。でも、この彼はハンガリーからの留学生だったのだ。大学生としてボストンに来ていて現在5年目、ダンスコミュニティーでは彼のことをみんな知っている。

私は一年前まで「留学生だから。。」と言って、自分自身に言い訳をして色々なことから一歩身を引いていた。

例えば、「留学生で英語が下手くそだから」授業中発言をしない、「留学生だから」みんなをまとめてはいけない、「留学生」だから勉強がアメリカ人よりもできない。

でもだれが留学生だからってこういう決まりを作ったんだ?だれが留学生だからって、できないことを増やしたんだ?本当に物理的な問題で、留学生だから学生の間働けなかったりという決まりはたくさんある。でも、留学生だからって発言してはいけないなどという決まりはまったくないのだ。

英語が。。と自分に言い訳をして少し受け身だった私が少しづつ変わり始めたのは、一年半前にコミカレ卒業後就職してから。自分の仕事を任される、自分の意見を聞かれる、周りの人とコミュニケーションをとらざるを得なくなる。責任感が強くなってきたことにつれて、今までではいけないんだと自分が変わらなければならないんだという意識に変わった。

仕事に加えて、ダンスチームに入り自らすすんで様々な仕事(SNS担当/コスチューム担当/撮影担当など)をすることによって自分と同じ年齢くらいの人を相手に責任のあることをするようになってまた別の意識が芽生えた。

そんな中、私のダンスチームに今日教えた先生の留学生と他の留学生がいるが彼らはアメリカ人だからなど微動だにせず、自信をもっているのがわかりとても刺激になった。彼らの留学当初のことはわからない。きっと私の留学当初のように楽しい事だけではなくもがいていた時期もあると思うけれども、年々と強くなっていったに違いない。

アメリカにいて、アメリカ人から刺激を受けることも多いが、同じ立場の留学生が活躍しているのをみるととても刺激になるし、自分も頑張ろうという励みになる。

私もこういう影響を与えられる立場になりたい。