純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

最先端のスタートアップをすぐ体験できる

タイトルの通り、アメリカにあるスタートアップについて。というのも、今週の木曜日にプレゼンをするためにUberについて調べているから。本当にやつらはやることが早い、トレンドに敏感、そしてマーケティングが上手い。新たなサービスを見るたびに関心させられるのだ。

アメリカに居ると小さなスタートアップの情報もすぐに入ってくる。日本にはなかなかやってきそうにないだけど、アメリカ人の生活の一部になりつつあるサービスは山ほどある。本当にスマートフォンだけあれば外出が余裕でできるこの時代。私には大切なUberともう一つVenmoの紹介!

Venmo

Capture

これがあれば、ダンスレッスン、友達とのディナーの割り勘、イベントのチケット、誰かへの支払、家賃、、何でもできる。

使い方は、自分の銀行口座をアプリに登録するだけ。Facebookと繋がっていて、友達の名前を入力するとVenmoのアカウントを持っていればすぐに現れる。送金相手と金額、そして文字を入れて送金ボタンを押せばすぐ終了。

SNSのような役割もあるので誰が誰に支払をしたか金額以外をみることができる。ダンスレッスンだったら絵文字一つで表したり、冗談で「本当は払いたくないんだけどしょうがねーなー」ってだけ入れて送金をしたり。それをみた友達はコメントをしたりLikeをしたり。。友達と大人数でご飯を食べに行ったときなども、一人の人がカードで支払い後はみんな自分の分をその人に支払う。現金を両替してもらって~~という時間を一気に省けて自分の必要な分をぴったりと送ることができるので、効率がかなりよい。

Venmoという言葉はもはや動詞となり ”I'll venmo you!" などと使う。笑

最初はアプリに自分の口座アカウントを入れるなんて。。ととても恐れていたがそんな不安も言ってられないくらい、周りの人が使っているし、MITのイベントなどはVenmoでチケットを買うというような仕組みにまで変わってきている。便利さにやられて、使い始めてみたらもう本当に現金いらず。

Paypalは有料だし、なんだか面倒くさい。それに比べてVenmoはすぐに起動をできそれから10秒ほどですぐに送金が完了するのだ。なによりもFacebookと繋がっていることから相手のアカウント名などを聞かなくてもすぐに友達を見つけることができる。

Venmoが浸透したころ、Facebookはちゃっかりメッセンジャーに送金機能を付けたんだけれども誰が使うんだろう?っていうのが正直なところ。Facebookは色々な物にコネクトしすぎてて正直Facebookに銀行口座情報は載せたくないし、なによりよく乗っ取られている人をみる。

VenmoもFacebookの送金機能も日本のApple IDを持っているとダウンロードすらできないし、みることもできない。でもLINEが送金ができるとかっていう噂も聞いたことあるんだけれどもどうなんだろ?

そしてみなさんもおなじみのUber。Tokyoにはあるらしいんだけれども、全然走っていないし高いので使ったことがない人がほとんどなんじゃないかな?私の住む町Bostonでは本当に自分のドライバーかのようによく使うUber。学校に遅刻ギリギリに起きた日は、朝目を開いてベッドの中でiPhoneを開いて時間を見た次の瞬間にUberを呼ぶ。だいたい10分以内できてくれるのでそれまでに急いで準備をきて学校に向かう。その他は、バーでの帰り道電車が動いてないときにUberを呼んでおいてドライバーが到着してから店を出る。便利だし安いので本当によく使う。車を運転する人も、Uberがあれば飲酒運転をする心配もせずタクシーを外でつかめる必要もなく最後まで楽しんで家まで安心していける。

アプリに自分の家の住所や会社を登録することができるのと、カート情報を入れておくことができるので、車の中に入ったら何も心配しなくても目的地で下してくれて支払も降りたと同時に完了。Spotifyとも繋がっているので自分の好きな音楽を流すこともできるし、友達と割り勘をする機能もあり、本当に便利。

最近はUberPoolというUberXよりも安いサービスができて、同じ方向に行くユーザー1-2人をピックアップするというもの。金額は半分だが、他の人をピックアップする分時間は少しだけ多くかかる。急いでいるときには使わないほうがいいが、安くなるので私はよく使う。

そして昨日からUberBusinessというものができ、いわゆる領収書をもらうのではなくビジネス用のメールアドレスを入れて会社の会計アカウントを入れることができるのだ。その他にもイベントごとにはとても敏感で、ハローウィンの日もメールが送られてきて「ピーク時間はなるべく避けた方がスムーズにUberを捕まえることができる。」サンクスギビングの日は「空港までの送迎はUberで!」、先日のエイズデーの日にUberを使うと支払の時に寄付をするかどうかというお知らせがでてきたりする。

これかのクリスマスシーズン、さまざまなパーティーがある。そこでUberEventとMADD (Mother Against Drunk Driving)がチームを組んでクリスマスシーズンも、イベントオーガナイザーにUberを使ってゲストを家まで送るサービスを1/1/2016まで実施。イベントオーガナイザーがUberをゲストのドライバーとして使えば1人のゲストにつき$10寄付をするらしい。このプロジェクト、飲酒運転をさけるだけでなく、道路の渋滞を避けることができたり、交通手段を考えなくていいのでゲストのフットワークも軽くなってパーティーの参加率が増える。Uber側にもイベントホスト側にもメリットがあってとてもいいアイディアだなあと感心。

いつも完璧なタイミングで、的を得たサービスを配信してくれるのでターゲットが明確。ローカライズされているのでその土地にあったアプローチをするのが上手い。ユーザーは便利で必要なものしか使わない。無駄のないシンプルなサービスが一番当たるのだと思う。

日本ではきっとLINEが様々なサービスを一括してやるのではないかとおもう。ユーザーがFacebookよりも圧倒的に多く締めている。日本に来る外国人の人がLINEのアカウントを持っていれば日本中どこにでもいけるよ!なんて言えるような日が東京オリンピックの日あたりまでには来るのかもしれない。

アメリカのサービスばかり取り入れるのもいいが、日本オリジナルのものもあってもいいじゃないかと思う今日このごろ。

Ciao!