純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【SANO】人間関係にありがとう

まず一つ目の期末試験を終えた。

寝る時間も削って勉強していたのでちょっと安心。

家に帰ってくるとルームメイトが引っ越しのためにバスルームやキッチンをキレイにしていた。ほとんどものがなくなっておりちょっと変な感じ。

そんな私も17日には今いる大学内のアパートから大学のそばにあるアパートに一時移動しなければいけない。休みのあいだはいろいろとあったのでアメリカに残る。その間は基本的にそのアパートがベースになる。なのでもうそろそろ数少ない私物を片付けたり、処分する用に区別し始めた。服なんかも1年着ていないようなものはほとんど処分しようと思っている。結局思っていたよりも持ち物は少ないのかもしれない。

今日は生物学の教授の家でクリスマスパーティーがあった。

毎年学部長ともう一人の教授がホームパーティーをひらいていて、彼らの授業をとっている人限定で招待される。私は今年どちらの授業もとていないのだが、日頃からすごく良くしてもらっているので特別に声をかけてもらえた。

まず、普通に考えて教授の家にお呼ばれなんか大きな大学や日本の大学であるだろうか?やっぱりこれはリベラルアーツあるあるみたい。他のリベラルアーツの大学に通っている子も良く教授とコーヒーを飲みに行ったりディナーに行ったりしていると言っていた。

リベラルアーツ教育にはいいことが沢山あるが、そのうちの一つはこういうふうに教授や先生たちと一対一の関係を築けるということ。大きな大学では教授レベルになると院生の相手をしていたり、研究に没頭していたりする。それに変わってリベラルアーツは教育に力を入れていて研究は二の次。だからもし授業でわからないことなんかがあったら教授にアポをとって質問をしに行くことも出来る。本当に感謝だ。

 

今日教授の家におじゃまして思ったことは実際に大学を離れるとなるとやっぱり悲しいということ。まだ卒業ではないが、1月からは留学でヨーロッパに行く。そしてヨーロッパからアメリカへ帰るのは5月の卒業式前日。卒業式の日か翌日にはもうこの町を発つ予定なので次いつ足を運ぶかは分からない。

いろいろとあり大学が嫌いだと思ったこともある。今も実際に早く卒業したい気持ちでたくさん。だも「最後」となるとやっぱり寂しくも感じる。

私が行く先々でえる「人間関係」という宝は本当にプライスレスである。私はいくら高く高級なものを貰うよりも人間関係を広げる方がいいと思う。

 

教授の家では理系の話をしながらフィンガーフードを楽しんだ。チョコレートファウンテンやクランベリージュースとザ・アメリカンなパーティーだったが試験休みには最適だった。

私がクリスマスと年末年始はこっちに残ると聞いて「是非うちにきて」とまでも言ってくれた。

本当に人間関係には恵まれすぎていると再確認した日だった。