純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

2 More Weeks

2016年までのカウントダウンシリーズ。

一週間のスピードが驚くほど早く、この一週間は特に友達の誘いと予定をキャンセルし続けて(最低w)テスト勉強に追われて、運動していない日々が5日間も続いて、正直気が狂いそうになった。テストの山場が終えたというのに、気分が乗らず今日ダンスのクラスも行かずに家にこもろうと思ったほど。ほぼ無理やりレッスンを受けに行ったら、友達にもたくさん会えてクリスマスだからと実家に帰ってきてる久々の子もいて、ダンスも3クラス受け、心も体もすっきりした。やっぱりワークアウトと友達は大切。

もしカウントダウンシリーズを見ていなかったチェック。

仕事。 3 More Weeks 後編 3 More Weeks 前編

学校。 4 More Weeks 前編

今日は「人」について。


私は、Optimistic : 楽観主義者。

大体のことはいいように捉えるし、とてもポジティブに物事を考える。だって、同じ現実を捉えるならわざわざネガティブに考えるよりポジティブに捉えた方が心も体もヘルシー!っていう考え。ストレスフリーに生きることが大切だって信じている。

私自身がこうなので、周りのひともとてもポジティブなひとが集まる、というかネガティブ思考な人は自然と友達にならない。笑 常にお互いのやりたいことを応援し合い、行動力のある人が多い。

2015年の一年間の中でも、やっぱり日本で過ごした夏の約3ヶ月の間の出会いがとても大きい。

アミーもそのうちの一人。彼女と出会っていなかったら、このブログすら始めていない。私自身いくつかブログを一人で始めたけれども続かずに終わった。笑 急に思い立ってブログを始めたのがたった3か月前とは。。

アメリカにお互い帰ってきて学校が目まぐるしくなってからは、本当に連絡を取る回数はがくんと減ったが正直それでも心配は全くしていない。きっと数ヶ月後、もしくは数年後!?に久々にあっても相変わらずなんだろうと思う。彼女のパワーや考え、そして決めたことは貫き通す行動力にはとても影響をされている。私は自分に甘かったり、やりたくないことは後回しにしてしまうことがあるので、私よりも年下のアミーがきちんとしているのを見て自分もちゃんとしなきゃ!と自分自身を見直させられるいい影響をしてくれる存在。あと数週間でアメリカからストックホルムに行ってしまうのが少し寂しいが、それと同時に刺激的な話を聞くのを楽しみにしている!Good luck!

もう一人は夏のインターン中に出会った上司。彼がアメリカの帰国子女と知り、私が担当したプロジェクトの上司ということですぐに意気投合。アメリカらしいフランクな仕事スタイルが私にはあっていた。私は日本一時帰国直前の6月までデジタルマーケティングの部署で働いていたがカーディーラーシップだったというのもあり、「この夏は何が何でもファッション関係の仕事をするぞ!」と意気込んで帰国。日本に帰ってからインターン探しをしたものの、面接がすぐに決まり、初めての面接がこの会社で採用してもらうことが決まった。日本に帰国してから1週間で決まり7月1日から正式に働くことに。働いている人がとても刺激的だったので、毎日追いつくのに必死だったのと、たった2ヶ月しかないけれどもその中で全て吸収するぞ!ととてもハングリー精神だった。

私は正直、アメリカで1年間していた仕事がどれくらいのレベルだとか規模だったのかというのは働いている間は分からなかったし、ボストンのローカルな会社に比べたら海外ECサイトのジャパンオフィスはしていることが全く違うのかと思っていた。けれども実際働いてみると、基本的なベースは同じだったので自分のしてきたことに少し自信を持てた。

この上司から学んだ一番のことは、仕事の早さ。早く終わらせるという/切り上げるという意味の仕事の早さではなく、物事に対するアプローチの早さ。プレパレーションをきちんとし、データもしっかりと管理をし、全てのことをしているのに「え、もうしたの?」と驚いたことを覚えている。それと経験から語る自信、というよりもConfidence。(漢字にしてしまうといやらしい気がしてしまうのは私だけだろうか)

Confidenceの定義が素敵だったのでシェア。 ”Confidence is not something that can be learned like a set of rules; confidence is a state of mind. Positive thinking, practice, training, knowledge and talking to other people are all useful ways to help improve or boost your confidence levels.”

「自信とは何かの決まりではなく、考え方。ポジティブ思考、練習、トレーニング、そして人と話すことすべてが自信のレベルを上げることに繋がる方法。」

彼と働いていて、私の要領の悪さが引き立ちとても自己嫌悪に陥ったのを覚えているし、私の能力不足を痛感し焦燥感にかられた。この会社では日本文化特有の、「何も決まらない会議」というのは全く経験することはなく会議後にすぐ実行に移す人たちの中にいる環境だった。それでも、力を抜く部分はきちんと抜く、オンとオフがありメリハリのついている環境で働けたため、私もガツガツ働きながら夏休みもしっかりと楽しませていただいた。

彼はアメリカというバックグラウンドのアドバンテージと、日本の文化をきちんと理解した上でのワーキングスタイル(仕事のガツガツ働くぶりは日本人だけれども笑)。私はこういう働き方をしたい、と心の底から思った。一つの国の中だけでとどまらずいくつもの国と同時にコミュニケーションを取り、物事に敏感でセンスがある。彼と働くことがとても刺激的で、働くことがとても楽しかった。インターンという立場ながら責任のある仕事をさせてもらい私もたった2ヵ月ながらやりがいがあり、幸運なことにボストン帰国後も働かせていただいている。


私の人生の中で、もう一人目標となる人がいる。渡米直前まで働いていたレストランの当時の女店長。日本にあるアメリカのレストランなので、日本の文化とアメリカの文化が混ざったような空間だった。彼女と働いた期間は1年ちょっと。その間に彼女のプロフェッショナル精神には圧倒された。センスがあり、物事をズバズバ言い、仕事が早い。どんなに忙しくて、バーの中で私が1人でパニックになっていても、彼女の何気ないヘルプがどれだけ助かったか。そして人を成長させるのが上手い。店長のトレーニング方法が、トレーナーに受け継がれて、トレーナーがトレーニーや他のサーバーに教えることで、レストラン全体のクオリティが上がる。私を含め、みんなが成長していくのを目の当たりにしてなんだか感動した。

この方法は、レストランだけではなくどんな状況でも適用する。

この店長は、現在ハワイのホノルルで別のお店の店長をしている。彼女を見ていると、新しいことに挑戦をするということは年齢関係ないんだなあ、と感じさせる。留学経験がなくても、日本でお客さんと普通に英語で話していたし、今ではハワイでアメリカ人の従業員をバリバリ指導しているのを見ていると、留学にこだわっていたり、自信のなさを嘆いている人は、行動力が足りないんじゃないかと思う。

この2人の尊敬する上司の共通点は、フットワークの軽さ。笑 私も飲みに行くのが大好きなので、よく飲みに行った。どんだけ夜遅くまで飲みに行っても、数時間後にはオフィス/レストランで何事もなかったかのようにバリバリ働いているのを目の当たりにして、プロフェッショナルとはこういうことか、と思った。


自分の目標にしたい人や影響される人に出会うのは難しい。出会ったところで、何を学べるか、自分がどう実行に移すかということも簡単ではない。もちろん自分と他人は全く別のバックグラウンドだし、年齢も全く違うけれども、10年後の将来像を描いたときにこの尊敬する2人の上司のようになりたいと思う。そして、少しでも人を影響できる存在になりたい。