純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

正反対の二人が海外経験を通して得た出来事をお届け。

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海外に住んで視点が変わって見えてきた世界

【SANO】ふらりアムステルダムへ

2月の前半になにも予定が入っていない週末があったので急に思い立ってアムステルダムに行ってみた。

とは言えオランダには友達がいるのでその友達に会いに行く1週間半前に飛行機チケットをとって予定を立てた。

スコットランドに住み始めて早2ヶ月弱。3年前の夏ほんの2ヶ月ほどロンドンに住んでいたり、一応ヨーロッパには足を踏み入れたことがある。だが、イギリスは島。ヨーロッパ本土には行ったことがなかった。

親が仕事でよく旅に出ていたので、小さい頃から旅にあこがれていた私。夢にあふれたアメリカに行ったら・・・、ロマンいっぱいのヨーロッパでは・・・なんて想像していた。私が住んでいたアジアと憧れの西洋は完全に分かれて、まさに異国の地であった。でも4年前に大学のためにアメリカに引っ越したり、2ヶ月前にスコットランドに引っ越したりと年齢を重ねるごとにあまり国境と言うもを感じなくなってきている。

オランダに降り立った時はもちろんワクワクした。でも幼い自分が想像していたワクワク感と実際に感じたワクワク感は全く違ったものだった。言葉ではすごく表しにくのだが、新しい地に降り立ったワクワクよりもなにをみれて、なにを学べるか未知の世界が目の前にあるワクワクなのかもしれない。

いつもどおりノープランの旅。飛行機と泊まるところはおさえていたが、その他には簡単にオランダでやりたいことのリストを作っただけ。

  1. 「アンネ・フランクの家」に行く
  2. アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)に行く
  3. ゴッホ美術館に行く
  4. オランダ風ポテトフライを食べる
  5. レッドライト地区に行ってみる

最初に行っておくが全部制覇できなかった。アンネ・フランクの家とゴッホ美術館は時間がなくてお預けになった。

でもその他は全部クリア!

アムステルダムに着いたのは金曜日の夜遅くだったのでその日はとりあえず泊まる場所に速攻移動しバタンキュー。

金曜日はまず街中をぶらぶらしてフラワーマーケットに行ったり、ニュー・マーケットに行ったりした。そして夜はあのレッドライト地区へ。

もちろん日本でもタイでも、アメリカでも売春があることは知っていた。でもどこもローキーで普段は見もしないし、聞きもしない。私にとっては関係のない事だった。

でもアムステルダムのレッドライト地区は別モノだ。今まであんな場所に行ったことがない。すごくオープンにランジェリー姿の若いお姉さんたちが大きなガラス窓越しに男の人達を誘っている。もちろん、大人のおもちゃやDVDが売っているお店も簡単に入れる。ヨーロッパはもともとSEXに関してすごくオープンな社会だが、ここまで公にみるのは始めてだった。特にレッドライト地区はすごく印象に残っていて衝撃的だった。それと同時に黒く汚い世界を見てしまった気もする。

日曜日はほとんど一日をアムステルダム国立美術館で過ごした。今まで行ったどの美術館よりも作品数が多く広々と感じた。特にレンブラントの作品は気に入った。数百年前にある画家が書いた作品がこうやって美術館に飾られている。なんかすごい不思議な気がいた。

その他にはオランダ風コロッケや、ビターバレンというオランダならではの食事を平らげた。

 

今回のオランダの旅行から学んだことは、常に新しいことに目を向けるということ。毎回旅に出ると感じることだが、なぜか今回のオランダいきの旅行は余計に感じた。新しい場所、食べ物、人・・・後は「普通通り」にことが進まなくても大丈夫。人生ほとんどのことがプランどおりにいかないのだから。だから普通通りにいかない代わりにおもいっきり今できることを楽しもうと思わせてくれた旅だった。