純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

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【UNO】ワークライフバランス | フィットネスカルチャーの差

日本でも最近はよく「ワークライフバランス」という言葉を聞くようになった。「働き方革命」とも言われ、実際に行われている企業が記事に取り上げられている事が多い。

 

でもみんなワークライフバランスなんて実行できているの?と言うのが本音のところ。日本独特の「空気を読む」文化 は根に着いていて上司やある程度周りの同僚が帰り始めるまで帰りづらいと言うのが現状。

 

私がアメリカに住んで7年目突入。フルタイムで働いている期間は合計2年。特に現在勤めている会社はスポーツ企業と言うこともあり、みんなワークライフバランスを気にかけている。

 

今回は日本とアメリカのフィットネスカルチャーについて。

 

 

 

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アメリカのフィットネスカルチャー

一日のうちワークアウトの時間を必ず確保 

Work-Life Balanceを保とうとする忙しい社会人のワークアウト文化は本当に根付いているなと実感する。バリバリ働いている人ほど、体を動かす事が生活の一部になっていてどうにか時間を確保している。外が暖かい時期は、仕事後にワークアウトをした人たちが、そのままの服装で帰っているはよくある光景。冬の時期もその上にジャケットを着ただけで、わざわざ着替えて帰らなくても良いので、見た目も気にせずストレスフリー!

 

生活スタイルに合わせたワークアウトスケジュール

ワークアウトをする時間は、朝型かそうじゃないかによってだいぶ変わってくるのでざっくりと3種類。

  • 朝6時や7時から始まる1時間のフィットネスクラスを受けてから来る人
  • ランチタイムに走りに行ったり、クラスを受けに行く人
  • 勤務後にオフィス周辺を走ったり、ジムに行ったり、クラスを受ける人。

 

朝方

朝型の人は、子どもが居る人たちに多い傾向で、子どもを送ってからジム・フィットネスクラス・ランニングを一時間程し、出社する。私と同じ年代ぐらいの人も、朝のクラスを受けてから出社するなんて人もたくさんいる。

 

昼間・勤務中

ランチタイムにも汗をかく程運動する人はやっぱり男性が多いが、あまり汗をかかないヨガなどをする女子も多い。女子はメイク直し等いちいちしたくないしね。私のオフィスも、ヨガのインストラクターを雇い週一でオフィスでランチヨガが開催される。中には社員でヨガインストラクターの人もいるので、その子もヨガクラスを開いてくれる。

  

仕事後

やっぱり一番多いのが仕事後のワークアウト。よく仕事終わりの帰る間際に「今日はどこのクラスを受けるの?」なんて情報交換をするのはよくある話。(私がFitness Personだから、余計こういう会話になるのかもしれないけれども笑)

 

ジム v.s. Fitness Studios

もちろんジムに行く人たちもまだまだいるし、私もジムの会員。自主的にベンチプレス等で筋トレをしたり、大きな筋肉をつけたい人たちはジムに通っている。あとはランニングマシーンで走ったり。でも気軽に続けられて、インストラクターに追い込んでもらえるのは、フィットネスクラス。断然女性が多いが、男性も沢山いるクラスもある。

 

ジムにいる女性はFitness Appを使って運動しているのをよく見るし、私もジムやホームワークアウトはアプリを使う。30分とかでサクッと終わるし、どの部分が鍛えられるのが分かるから、使いやすい。

 

しれっと宣伝ですが、私も使ってます!

studio.asics.com

英語対応のみだけど、海外でフィットネスクラスを受けてるような感覚になるので、英語の勉強と共に運動もできるよ!なんて。笑

 

 

アメリカのジムやフィットネスクラスは日本ほど値段が高くなく、1回のみのクラスを気軽に受けるので、トライしやすい。ボストンは大都市なのと、Young Professionalがそれなりに多いので、NYやLAで流行って居るフィットネススタジオが上陸することが多い。(Young Professionalというのは、大学卒業〜30代前半くらいの社会人のことね。)

 

出張先や旅行先でも!?

さらに日本人からしたら考えられないとは思うけど、出張先では必ずといって良いほど観光がてらにランニングをし、その地域で流行っているフィットネスクラスをを受けるというのはよく見る光景。会員になっているジムの系列店が近くにあるホテルを選ぶっている人も居るし、ホテルはジムの良さで決めるって人もいる。

 

アメリカで流行りのサービス

 

最近アメリカで流行っているのは、Class Passというサービスがあって、月々45ドルほどで、ボストン中または地元も含めて様々なフィットネスジムを4回受ける事ができるというので人気。(値段によって受けられる回数が違います)一つのジムに縛られる事なく、行きたい時に受けたいクラスが受けられる。

 

私みたいに、同じタイプのワークアウトをするのはモチベーションが保てないという人にはぴったり。

 

日本のフィットネスカルチャー 

日本のフィットネス人口は増えてきているのは確か。でも私の中で不思議なのは、なんで中学高校とスポーツ系の部活でスポ根を鍛えられてきた人があんなにいるのに、社会人もしくは大学生になった途端に運動を続ける人は少ないんだろうと。

 

東京にも様々なフィットネスクラスがあるものの、実際のところはどれも値段が高く気軽に出来ないのが私の印象。会員になるための入会金も高いし、月謝も気軽に行くには高すぎるものもある。

 

アメリカ発のものはよく上陸するのに

最近日本に新しくオープンするものは、何かとLA発などと海外からきたものが多いのに比べて、シェアエコノミーは上陸しづらい傾向にある。シェアエコノミーとはUberAirbnbなど、顧客とサービスを提供側を繋がるプラットフォーム。Dog walkingやIKEAの家具の組み立てなども全てこう行ったサービスを通して行われている。

 

先ほど説明したClass Passもアジアに進出するらしく、東京にも来るのが目の鼻の先のような気がするが、日本はこう行ったサービスがなかなか進出しにいくいマーケットな気もするが本音のところ。

 

フィットネスのイメージ 

日本でのフィットネスのイメージも偏っているのではと思う。最近日本のメディアで取り上げるのは、クロスフィットといった体バキバキなインストラクターがパーソナルトレーナーとして行なっているもの。芸能人が通っているということもあり、一般人の考えるフィットネスの印象って、お金がある人や芸能人だけが、有名パーソナルトレーナーを雇って鍛えるもんだと思っちゃうんじゃないかなあとも思う。あと一般人がやたら芸能人やメディアに振り回されているような。

 

日本の社会自体がそもそもフィットネスに優しくない?

フィットネスカルチャーが日本にまだまだ根付かない理由は、定時に帰れないというのも一つだし、通勤に片道1時間かかるなんていうのは大きな理由の一つ。だがフィットネスクラスの数がアメリカ程なかったり、あっても高額なのは、他の理由があると思っている。

 

日本の社会は副業禁止の会社が今でも沢山あるので、インストラクターの数が少ないのではないかと思う。インストラクターはそれを本職でやっている人しか、日本のフィットネスマーケットにはいない。どう考えても日本人は保守的なので、不安定で将来が分からない職業に付くほどフィットネスにパッションがある一般人はいないのではないかと。

 

それに比べてアメリカはどこも副業OKなので、Side jobでインストラクターをしている人がかなり沢山いる。昼間マーケターとして働いているのに、朝と夜はヨガインストラクターとか。昼間、実験の研究室で働いている人が夜がダンスの先生とか。

 

副業OKの企業も増えてきているので、今後変わるのではないかと期待している。

 

最近ボストンで流行っていて、私の通っているフィットネスクラス

最後に私のハマっているクラスをシェア! 

barre3

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オレゴン発祥のバレーのバーを使ったクラス。音楽に合わせてワークアウトするので楽しくできる。バー以外にもウェイトやバンドを使うので、全身運動。他のバースタジオと違い、終わった後に汗びっしょり足ブルブルになるので、運動した感があるので好き。会社の同僚が教えているのでゆるく通い始めた。

 

305 Fitness

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もともと大学生が自分の寮で始めた、NY発祥の、ダンスエアロビクスのようなカーディオワークアウト。ライブDJに暗くピンクの照明。ダンスパーティーに居るように楽しく踊れてしっかりワークアウトができる、一石二鳥のクラス。

 

私のオススメは金曜の仕事後に、一週間のストレスを発散しに5:30pmのクラスを受けること。6:30には終わるのでささっとシャワーを浴びて7時の華金ディナープランには間に合う! 

 

SLT

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確かNYからきた、ピラティスの進化バージョンのようなフィットネスクラス。これが正直一番キツかった。。。あまり激しく動かないのだが、コアマッスルをふんだんに使うので、この体力に自信しかない私でさえも、終わった後は子鹿のように脚がガクガク笑

 

まとめ

 

いつか日本のフィットネスカルチャーも一般人がトライしやすい環境(金銭的・社会的・サービス導入の仕方的)に変わればいいなあとは思いますが、興味がある人が少しでも増えれてくれたらと思います。

 

私は歳をとっても、体は常に進化し続ける人でありたいので、ワークライフバランスは絶対に守りたいです。ワークアウトは生活の一部で、ほぼ毎日運動をしているので、このブログを通してもっとシェアできればなと思ってます。