純ジャパから見た海外・帰国子女から見た日本

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【UNO】 新入社員への対応|アメリカと日本の違い

2017年の9月に晴れてアメリカの会社に入社したわけですが、あっという間に3ヶ月経ってしまいました。

今日はこの3ヶ月働いて感じたことをサクッと書いてみようかと。

unotosano.hatenadiary.com

イベントのコミット力の凄さ

さすがのアメリカ。しかも日本の大企業に買収されたスタートアップというだけあり、スタートアップカルチャーが根付いている。入社1ヶ月めにしてHalloweenがあったので、早速コスチュームコンテストをするからチームで相談してちゃんと参加しなさいと。

日本だと、

「え〜まじめんど」

「仕事に関係ないじゃん」

と言う声が四方八方から聞こえてくるのが目に見えますが、

うちのオフィスの当日の様子はこちら。最&高。

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Office Halloween

一人一人、よくある雑誌のセットみたいなフォトシューティングスペース撮影し、投票までしました。

早速、日本出張

入社して早速、3週間に渡る出張という名の研修のような、引き継ぎのような、挨拶のような、バケーション(ではないけど、気持ちは冬休み)をしに日本に行って来て、今週帰って来たばっかり。

前回更新した就活シリーズのブログの反響がよかったので3ヶ月過ごしてみて感じたアメリカと日本の会社のシステムについて話してみようかと。

unotosano.hatenadiary.com

アメリカの会社

うちのオフィスのカルチャーは丁度アメリカと日本の真ん中。日本の本社の分身のボストンオフィス。

日本を理解しようとしている人たちが多いアメリカの会社。自分でも驚くぐらい正直とても居心地がいい。みんな日本のカルチャーを理解しているから。

ぐんぐん成長し続けているグローバルデジタルのオフィス。先ほども言ったように、カルチャーはスタートアップの方が強く、かなり自由でラフ、だけどみんな行動的、そして若い。

私と同じ20代後半がプロジェクトをひっぱていると言うことも、珍しくはない。

日本の会社

先日日本の本社にも行ってきたけど、日本の大企業ってこんなに平均年齢が高いのか。。と驚いてしまった。笑 それと同時に今まで働いてきた会社はどこも年齢層は若かったことに今気付かされた。

そして私と同じ20代後半の子もまだまだ若手扱いで決定権やプロジェクどの主導権が無いことも目の当たりにした。

新入社員

うちのオフィスには、どんどん成長してて、ほぼ毎週新しい社員が入ってくる。私の入社した次の週にはもう一番新しい社員ではなくなってしまったので、「新入社員だから知らない。」なんていう言い訳がすぐにできなくなってしまった。

そして、さすが自主的に動くことが当たり前の国、アメリカ。みんなガツガツやることを探し、他の社員(違う国に居る社員も含め)とコミュニケーションをとり、あっという間に新しいアイディアをそのチームのボスに提案している風景を見ていると、負けず嫌いの血が騒ぎじっとしていられなくなる。

そんな刺激をくれる環境に感謝をしつつ、上司から言われることをやるのが新入社員だったら当たり前で受け身体制が一般的な日本との違いをつくづく感じる。

大企業VSスタートアップ

前回OPTで働いていたボストンの会社や、インターンをした日本の会社も小さいサイズだったので、自分から積極的に動こうと思わなくてもすぐに仕事が回ってくるし、他の社員さんとも速攻顔見知りになった。

それに比べ、今回私が就職したのはいかにもグローバルな大企業。しかも世界の各地域にあるチームを統括する部署。自分のチームとする仕事よりも主に他の国のオフィスの人たちとやりとりをすることの方が多いので、一通り把握するのにかなりの時間がかかった。。というかまだまだ現在進行形。

サイズは大きくても変わらない?

驚くことに大企業だから全てのことがオーガナイズされていると言うことはなく、意外と色々な情報が散らばっていてその情報収集するのに時間がかかったりして、それを全てオーガナイズすることから私の仕事がスタート。

ボスが忙しすぎる。

上司の頭の中に全ての情報は入っているんだろうけれども、私の仕事始めの最初の1週目は日本に出張のため不在で、2週目はボストンに帰ってきたもののヨーロッパからきているメンバーたちと一週間みっちりミーティングをしていたので、デスクに座っている姿は全く見ずに終了。3週目はなんとまた日本に出張に言ってしまった。

こんなバタバタの中、2週目には私を元々採用してくれたマネージャーが転職していった。笑 

初日に彼の退職の話を聞いたときは

「まじかよーー!????」

と心の中で叫んだが、

「君をを面接したときはこんな話がくると思ってなかったから別に君のせいではないよ。ハハハ〜」

なんて言われて、もうしょうがないとしか言えない。

それから、毎週行われるチームミーティング(ボストン、カリフォルニア、東京が参加)は私が仕切ることになり、一番社会経験の少ないとか関係なしに、仕事がバシバシ振られた。

新人研修なんて存在せぬ

きっちり研修を1ヶ月する日本に比べて、アメリカは実践型。大きな海にいきなり突き落とされて、自分で泳ぎ方を習得するような感覚。

もちろん必要であればアドバイスや助けは求められるけど、サバイバルな感じがとても私に合っていて好き。逆にいくと、興味のあることはどんど参加できるし、提案をし放題。

今回の日本出張も、私から提案して行くことに決まった。

3週間いたわけだけど、その間かなり濃く過ごせたし、会社の組織やカルチャー、そしてネットワークもかなり広げられた。

本社に2回も行けて、東京でもかなり溶け込んで働いていたので、正直ボストンに帰ってくるのがさみしかったほど。

これから密に本社とやりとりをしてボストンとの橋の役目をする私に取っては、今回の日本出張はかなり意味のあるものだったのでとっても満足。

日本限定ストアにも足を運べた。

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まとめ

ボストンに帰ってくると、すっかりホリデーモード。ボスと1日だけ出勤日はかぶったものの、次の日からニューイヤーまでバケーションに入った。笑

そんな中私は、なんだか戦闘モードに入り今はとっても仕事に燃えている。

日本での忘年会2つととボストンでも会社のホリデーパーティーに参加したんだけど、やっぱり全然違った。笑 両方に参加できて様々な人と出会えたのは、入社3ヶ月めにしてはラッキーなことで、これをちゃんと力にしようと心の中で誓った。

日本の大企業と言えども、かなり自由な、そしてグローバルに向けている会社に入れたことは本当にラッキー!

チャンスはみんなに回ってくると言うけど、それを掴んでモノにするかと言うのはその人次第と言う言葉を聞いたことがある。

日本の大学を退学した時は、周りの人に「人生の終わりだ」なんて言われた。

時間はかかったけど、やっとスタートラインに立てた気がする。