【SANO】外国語をマスターするのに一番大切なこと
今週末は思うように仕事がなかなか思うように進まない。 まーそんな時もあるでしょう。人間完璧な人はいません。と自分に言い聞かせながらボチボチ進めている。
Very good coffee + good book = great day @amiokuno
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今日は外国語をマスターするのに私が思う一番大切なことについて書こうと思う。
才能?勉強に費やす時間?勉強にかけるお金?先生?
いや、多分一番大切なことは
Confidence。すなわち自信だ。
なぜ自信が一番大切なのか?自分なりに考えてみた。
私はもともとシャイであまり自分に自信がなかった。典型的な日本人。良き古き時代の日本人っぽいと自分では思っている。
もちろん日本に住んでいたに英会話教室にかよっていたが一向に上達しなかった。英語を喋れる人やネイティブスピーカーをみて、彼らの英語を聞いてアタマで分析するのが私流英語勉強法だった。
もちろんアタマに文法や、新しい単語はどんどん入っていくのだが練習する場所がない。すると覚えていたものもどんどん忘れていく。
瞬間記憶能力を持っている人以外は一回ものをみたり、聞いたりしても永遠に覚えていることは出来ない。たとえ数秒、数分、数時間覚えていられても翌日、翌週にもなると忘れてしまう。だからここで重要になってくるのが繰り返すことと実施、何度も実際に使ってみること。
でもこれは変なプライドを持っていた私には難しかった。だって間違えたくないんだもん。馬鹿だって思われたくないし、英語がしゃべれないんだ、とも思われたくなかった。頑張って喋って笑われるぐらいだったら、しゃべらないで笑われないほうがいい。というスタンス。
多分多くの日本人も「恥」が心のどこかにあるから自ら英語を喋ることをしないんだと思う。同じ国籍の日本人としてよーく分かる。
でも英語が喋れるようになった身として言えることは、
We don't care! 誰も気にしてない!
日本人が気にする文法や、発音なんか気にしないのがホンネ。いくら日本語訛りの英語でもちゃんと言いたいことが伝わればそれでオッケー。 前も英語が喋れると使えるの違いを書いた記事で言ったが、言語はツール、言いたいことが伝わればそれでいい。
もちろん、このツールは使いようによればアートになる。それでも言語は人と人をつなげるもの。だから恥じてばっかりでなにもしゃべらないでどうする!?逆に私は外見/発音だけに気合を入れて意味のある会話を出来ない人の方が残念に思う。まずは自分の伝えたいことを伝えれるようになること。そして発音は二の次だ。
出来ることだったら12歳の自分に言ってやりたい。
「周りは誰も君の間違えを気にしたり、発音なんか気にしてない。もしわからないと言われれば言い方を変えればいい。それでも分かってもらえなかったらジェスチャーに頼る。そしてそれをふまえてもっと勉強しなさい。発音はパーフェクトだけど内容のない会話をするよりも、パッと聞いたらダサダサの英語だけどもちゃんと中身のある会話を出来る方が何十倍もいいんだ」
ってことを。
よく発音が下手とか、日本人訛りの英語を喋っている人を笑う人がいる。でもそれって間違ってる?笑う人ほどなにもしゃべれないんだからそんな人を気にすることはない。
私がこのプライドを捨てたのは本格的に英語を学びだして2ヶ月ぐらいたったころ。それまで上達もボチボチだったのが、プライドを捨ててしまうと急激に伸びた。
この時期は人によって違うが、言語を学ぶときにまず打ち当たるのがこの壁。これは最初で最高に乗り越えるのが難しい壁かもしれない。
これを乗り越えれば後は簡単と言いたいところだがそうとは行かないのが大半。でもこれを乗り越えれば、壁を乗り越えることを覚える。だから後は楽に感じるのかもしれない。
英語が早く喋れるようになる人と、なかなか喋れるようにならない人の違いとは、自信だ。
よく英語を学んでいる人に「どうやったら上達しますか?」と聞かれる。もちろん勉強に費やす時間も、努力も必要だが自信をもって喋ることが一番大切と私は言う。彼らが望んでいる答えではないというのは分かっている。でも誰にでも共通することはこれぐらいしか思いつかない。
だからもしこのブログを読んでくれている人で今新しい言語を習得しようとしている人にはまず自信を持ってもらいたい。自信をもってどんどん喋ってみて欲しい。学んだ単語や文章を実際に使ってみてほしい。もしからしたら違った世界が見えてくるかもしれない。
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